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カッコよく着こなそう!法被の正しい着方

左襟を上にするのが基本

せっかくの法被も着方を間違っていたのでは格好がつきませんが、法被の着方で一番注意すべきことといえばやはり身頃の合わせ方です。

法被は着物に分類されるため、着用する際は左襟を上に重ねて着るのが当たり前です。

和服の作法では右襟を上にするのは死装束になってしまいますから、着用する際は間違ってしまうことの無いよう気をつけましょう。

男性、女性、子どもに関係無く左襟を上にして着用します。

和装用語では左襟を上にして着ることを右前と言うため詳しくない人は右襟を前にすると勘違いしてしまいがちですから注意してください。

右襟が手前というように覚えておくとわかりやすいでしょう。

帯を締めずに羽織るだけであれば関係ありませんが、帯を締める際には必ず襟を重ねることになるため心得ておいてください。

男性の帯は神田結びが代表的

法被を格好良く着こなすためには帯の締め方を心得ておくことも大切です。

男の人の場合、江戸時代に職人が好んで結んだ神田結びが一般的なので、覚えておくと良いでしょう。

江戸っ子の心意気を感じられる男らしい結び方で、数ある帯の結び方でも非常にメジャーです。

神田結びはまず帯を半分に折り腰にニ、三周巻きつけます。

巻き終わった先を半分に折り、左手に持った帯を右手に持った帯の下からくぐらせ一度結び、結び目を軸に左手に持っていた帯端を今度は上から折り曲げ被せるようにしてもう一度結びます。

帯の両端が腹の前で上に向かうように結べれば正解です。

粋な印象が強い結び方なので、活気のあるお祭りの結び方としてはぴったりですし、何より法被の着こなしが非常に格好良く見えます。

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女性の帯は角帯結びが代表的

女性が格好良く法被を着こなすための帯の結び方としておすすめなのが、角帯結びです。

帯の片方を半分の太さに折り、左側に太い方がくる状態で腰にニ、三周巻きつけます。

太い方の帯を腹に巻いた帯の下側からくぐらせ、細い方の帯を上から覆うように折りまた下からくぐらせる形で結べば完成です。

帯の端が上を向くように結べれば正解です。

帯の両端の太さが違うのが特徴で、小洒落た印象がある可愛い結び方なので、法被を格好良く着こなしながらも女性らしいアクセントをつけることができます。

特徴的な結び方ながらも結び目は平たくすっきりとしていることからアクティブに動くお祭りでも帯が気になることありません。

見た目の良さと実用性の両方が備わった定番の結び方の一種です。

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帯の結び方に決まりは無い

法被を着る際の帯の結び方については難しい決まりはないので、基本的にどのように結んでも問題ありません。

普通に結んで締めるだけでも様になりますし、帯の結び方を知っておけば他の人と差を付けることができますから、自由に結んでいきましょう。

帯の結び方によって収まり方が気になるというようなこともありますので、色々な結び方を試してみて最もしっくりするものを選ぶことをおすすめします。

法被の着こなしにおいて絶対に間違えないようにしたいのは襟の重ね方の問題のみであり、帯において間違わないように気を付けなければならないことは特にありませんので安心です。

ただし着物のように結び目を後ろに持っていくというようなことはほとんどしませんので、結び目はお腹の前ということだけは心得ておきましょう。

帯の位置が高すぎるとカッコ悪いので注意

着物を着こなす時もそうですが、法被を着る際にも帯の位置が高すぎると格好悪いので気をつけましょう。

帯はウエストよりも少し低い位置、腰骨あたりで締めるのが一番格好よく見えます。

洋服のようにハイウエストで締めると非常に野暮ったく見えてしまうので気を付けてください。

また襟の重ね方がぴったりすぎる着方、浴衣のようにピシッと身体を包み着こなすような着方もおすすめできません。

どちらかといえば少しゆったりした印象の着こなしをした方が格好良いですし、何より動きやすいですから上手に着こなしていけるようにしましょう。

洋服はもちろん、着物ともちょっと違った抜け感を大切にした着こなしを意識していった方が様になるため、鏡でバランスを確認してください。

帯の高さ、適度なゆとりを保った襟の合わせ方のバランスで格好良く着こなせるかどうかが大きく分かれてきます。

法被にもサイズがある

一言に法被と言いますが、洋服や着物のようにサイズがあるので着用する際にはきちんと自分の身体に合ったものを選択することが大切です。

同じ形をしていても裾が膝上まであるのは半纏と言い、法被は裾が短くお尻くらいまでの長さのものを指しますから、この点についても心得ておくことが大切です。

あまり大きなものを帯を締めずに着ていたりすれば法被を着ているのか半纏を着ているのかわからない中途半端な格好になってしまうので気を付けてください。

法被はあまり小さすぎると格好悪いですから、サイズを選ぶ際にはジャストサイズもしくは少し大きめのものを選ぶのがおすすめです。

基本的にそんなに細かくサイズが別れているものでは無いため、ジャストサイズとワンサイズ大きいものを着比べてみて、しっくりする方を選ぶと良いでしょう。

デザインの種類は非常に豊富

法被は一見どれも同じような地味なものが多いように思えますが、実際には様々な種類のデザインがあります。

無骨な大柄から繊細な小柄まで多様で、それぞれのデザインごとにかなり印象が違いますから、自分好みの柄を探してみてください。

法被の地色についても黒や紺ばかりでなく青や水色、白などもありますので、気に入る色を選んでいきましょう。

地色と柄の色の組み合わせが同じでも柄の割合で法被そのものの印象は大きく異なりますから、コレだと思うものを見つけ出していけるよう、よく吟味してください。

また法被と合わせる帯も色や柄は様々です。

黒や濃紺が一般的ですが白いラインが入っていてアクセントとなるようなものもあるため、法被とのバランスを考えて選んでみることをおすすめします。

法被と帯を何種類か揃えておき、その時々で組み合わせを変えるというのも粋なので、ぜひこだわってみてください。

定期的にお祭りに参加するなら、オリジナル法被を作ってみるのもおすすめ

お祭りやイベントなどに積極的に参加するなど、法被を着る機会も多いというのであれば、思い切ってオリジナル法被を作ってみるのもおすすめです。

法被は自分でデザインして作ることも可能なため、思い切ってこだわったものを作ってみたい、既製品にはコレだと思えるものが無いという人は自作してしまった方が納得のいったものを手に入れることができます。

オリジナル法被は一枚から注文することが可能で費用も非常にリーズナブルですから、法被選びに妥協してしまっている人はぜひ一度自分でデザインして、本当に欲しいと思えるものを作ってみてください。

既製品ベースに追加でデザインを施すことはもちろん、無地にゼロから自分でデザインしていくことも可能なため、世界に一つだけの素敵な法被を作ることが可能です。

自分の名前を入れてみたり、写真やイラストをプリントしてみたりといったこともできます。

難しいデータ入稿をする必要は無く、スマホから簡単に注文できる業者も多いですから、気軽にチャレンジしてみてください。

イベントやお祭りごとに自分だけのオリジナル法被を何枚も作っておけば毎回の催しを最高の装いで楽しめることは間違いありません。

オリジナル法被を作ろう!
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